生活習慣病「高血圧」の主な原因とその症状

高血圧は生活習慣病の代表的なものと言われます。
気が付かないうちに高血圧が進行しているのもやっかいな点です。
実に日本には高血圧の患者さんは4000万人もいるとすら言われていて、国民病ともいえるでしょう。
このうち1次性と呼ばれる種類に分類される人が約9割を占めます。
残りが2次性と言われるタイプです。
この2つの違いは、原因となる病気がはっきりしているか、そうでないかの違いです。
1次性のほうは原因となる明らかな病気がありません。
ただしこれまでの研究で血圧がどうして上がりやすいのかその要因については分かってきました。
その要因とはひとつが遺伝、もうひとつが生活習慣です。
ですから高血圧は生活習慣病と呼ばれるのです。

遺伝については両親ともに発症していない子どもの発症の可能性は5パーセントに対して、両親とも発症している場合には60パーセントにもなります。
ただこれはなりやすい遺伝的な体質を持っているというだけで、高血圧そのものが遺伝しているわけではないことには注意が必要です。
この2つは違いが分かりにくいですが、実際には全く違うことなのです。

次に多くの人の原因となっている生活習慣についてですが、この中には、かつては過剰な塩分摂取が多くありました。
今では食べ過ぎ・ストレス・喫煙・過度な飲酒・運動不足などが多くを占めるようになっています。
またもうひとつの要因であげられるのが加齢です。
加齢によって引き起こされる動脈硬化でも血圧は上がると考えられています。

高血圧の治療には降圧剤の投薬が行われる事が一般的です。
お薬でとりあえず血圧を下げて症状を落ち着かせるとともに長期的に生活習慣を見直して血圧を上げる要因を無くして行くという方法が取られます。
降圧剤の中で最初に投薬されることが最も多いのがノルバスクなどのカルシウム拮抗薬です。
カルシウム拮抗薬はもともとは狭心症や不整脈のお薬なのですが、偶然降圧剤としての作用が発見されたため、現在では高血圧のお薬にも使われています。

高血圧治療薬の効果のメカニズムとは

ノルバスクのような生活習慣病治療薬の一つ高血圧治療薬の効果のメカニズムとは血管の拡張です。
そもそも生活習慣病の第一段階である高血圧症の症状の原因は、先に言ったとおりに塩分と糖質と脂質の取り過ぎそして加齢にあります。

しかし根本的な原因として挙げられるのは、これらの要素に副産物として発生したカルシウムイオンと呼ばれるものです。
カルシウムイオンは一種の神経物質であり、血管周辺の神経に作用して縮めるように指令を出すために血管が固くなってしまうのです。
縮こまり固くなった血管では上手く血液を押し出すことが出来なくなりますが、それでも脳が頑張って指令を送り血液を送ろうとすることが高血圧症の正体なのです。

そこで高血圧治療薬の効果のメカニズムとして、この神経伝達物質のカルシウムイオンが血管に作用することを阻害します。
カルシウムイオンが血管に作用することを阻害できれば、その効果である神経に作用することがなくなるので血管が拡張し血圧が落ちるということになります。
もちろんカルシウムイオンが原因といっても食事から摂取するカルシウムとまったく関係ないので、この薬を服用しているからといって魚や牛乳などに含まれているカルシウムを摂取してはいけないというわけではないです。
ただ高血圧治療薬の効果には強い鎮静作用があり、めまいを起こすリスクがあります。
そのため高所の作業や運転などをするときには注意が必要です。
さらにグレープフルーツジュースのようなかんきつ類にはカルシウムイオンの阻害する効果を持つ栄養があるので一緒に服用すると効果を強くしてしまう恐れがあるのでそれも注意です。
結論として、この高血圧治療薬の効果のメカニズムで確かに血圧は落ちますが、やはり最終的には生活習慣を見直すことが症状を抑える大事な要点になります。