糖尿病や高血圧が悪化した人の末路

糖尿病も高血圧も、怖いのは「サイレントキラー」だからです。
自覚症状があまりないために、軽視してしっかりと治療をしないと、その末路は死に至ることもあります。
脅すわけではありませんが、このことは十分に認識しておいてほしいことです。
死ぬまでには至らなくても、放置すると不自由な生活を送らなければならない羽目になる可能性が高いので、きちんと治療しましょう。

糖尿病が悪化した際の三大合併症は、神経障害、網膜症、腎症障害です。
医学生たちは神経の「し」、目がやられるから「め」、腎臓の「じ」で、「しめじ」と覚えます。
糖尿病の人も怖いのは「しめじ」と、しっかりと覚えておきましょう。

神経障害が悪化すると、最悪の場合は足の切断に繋がります。
網膜と言う目の一部がやられると、最悪の場合は失明です。
そして腎臓がやられると人工透析を行わなければならなくなります。
人工透析を受けている患者さんのおよそ半分が糖尿病による腎障害が原因です。

高血圧も糖尿病と同様に、初期段階では特に自覚症状がありません。
血圧が高いと何がいけないのかと言うと、高血圧の状態が長く続くと、脳出血や脳梗塞やくも膜下出血と言った脳卒中や心筋梗塞などの心血管障害や腎不全を起こすリスクが高くなるからです。
上の血圧が160mmHg以上または下の血圧が100mmHg以上の人は、120/80mmHg以下の人よりも約3倍、脳卒中を起こすリスクが高くなります。
上の血圧が180以上または下の血圧が110以上の人では8倍となります。
末期腎障害のリスクも、男性の場合、血圧が180/110以上の人は17倍にも発症リスクが跳ね上がります。

糖尿病も高血圧も食生活の改善が重要です。
塩分控えめでカロリーを摂りすぎないようにしましょう。
具体的にどのようにしたらよいか分からない場合は、栄養士さんに相談したり、減塩料理や糖尿病の人向きの料理のレシピ本などもたくさん本屋さんに並んでいるし、ネットなどでも探せるので活用すると良いでしょう。

食事療法の効果はすぐには出ませんが、治療の土台です。
続けていくうちに、じわじわと効果を実感できるので早速取り組んでみてください。

糖尿病と高血圧はなぜ併発するのか

糖尿病と高血圧はともに生活習慣が深く関係する病気で、特に食生活、喫煙、不規則な睡眠、ストレスなど発症を助長する生活習慣が似通っています。
つまり、どちらもどちらがどちらを誘発するというわけではなく、ほぼ同時に悪化していく傾向があるということです。
糖尿病の場合には、よく見られる合併症として手足の壊疽やEDを引き起こす末梢神経・自律神経障害、失明に至る網膜症、人工透析が必要になる腎不全などを発症する場合があります。

また高血圧の場合には動脈硬化からの狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳梗塞や脳出血などの脳卒中などが引き起こされます。
この恐ろしい糖尿病と高血圧では、薬による治療とともに食事を見直すことが主な治療の柱になります。
脂っこい料理や塩分の多い料理は避けてカロリーと塩分に注意したレシピを選ぶのが効果的です。
現在では高血圧用の料理本や糖尿病用の料理本という専門のレシピ本も数多くあります。
自分で作るのが難しい方のために、低カロリーや減塩の宅配のお弁当サービスや冷凍やレトルトの食品もかなりありますので、こういうものを利用してもいいでしょう。
高血圧の対策食と糖尿病の対策食には様々な共通点がありますので、どちらを実践してもおおむね効果が期待できます。
食事療法は薬のようにすぐに効果が出るものではありませんが、まずはこれ以上症状を悪化させないということも目標に取り組まないといけません。
最初は味気ないと感じていても、慣れて来ると意外といけるものです。
そもそもこれらの料理は病気対策でもありますが、それにプラスして体にいい健康食でもあるのですから、体が喜ぶことが食べて行くうちに分かってきます。
食事は毎日の事ですから焦らず気長に取り組む姿勢が大切です。